◆レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)とは?
- 爬虫綱有鱗目トカゲモドキ科アジアトカゲモドキ属
- 英名:leopard gecko
- 寿命:約8~12年
- 全長:約10年~15年
- 分布:アフガニスタン、インド、イラン、パキスタン
日本名ではヒョウモントカゲモドキ、英名ではレオパードゲッコー(leopard gecko)と呼ばれています。
名前に「トカゲ」が入っていますが、実際は「ヤモリ」の仲間になります。
夜行性です。
大人しく、丈夫で馴れると飼いやすく、色や柄などのバリエーションも豊富で女性にも人気があります。
寿命は飼育環境下では「10年~15年」、野生では25年以上を超える個体もあります。
◆レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)をお迎えする準備
餌(専用フード・昆虫など)
コオロギやミルワームなどの虫が主な主食となります。
口に入るサイズを与えるようにしてください。
最近はレオパゲルやレオパブレンドフードのようなフードも出ており、「虫が苦手」という人にもエサをあげやすくなっています。
専用フードはバランスが取れていますが、カルシウムを追加で与えると「クル病」などの病気の予防にもなります。
カルシウムはフードや虫などに粉タイプをまぶしたり、液状タイプを飲み水と混ぜたりし、与えると良いでしょう。
オススメのレオパ(ヒョウモントカゲモドキ)フード
オススメのサプリメント
床材
元々がパキスタンなどの砂漠地帯に生息しているので、砂もオススメです。
床材が糞などで汚れた場合は、サンドスクーパーなどで取り除くと長く床材を維持できます。
市販のペットシートやキッチンペーパーなどで代用が出来ます。
オススメの床材
オススメのお手入れ用品
ケージ
他の爬虫類に比べて生体の体長が20~25cmと小さい為、そこまで大きいケージを用意しなくても大丈夫です。
アクリルケージ等、軽くて持ち運びが出来たり棚に設置できる大きさを好まれて使用する人が多いです。
サイズは小さいものでも十分ですが、シェルターなどを入れる場合は入れる物の量や大きさにより大きめのケージを用意してください。
メスは複数で同じケージに飼えますが、オスはケンカをする事がある為、単体でケージ毎で飼うのがオススメです。
複数で飼う場合もケージの大きさや数などを考えるといいでしょう。
オススメのケージ
アクセサリー・シェルター
登る事を好むため、高低差があるようにシェルターなどで作るようにしましょう。
クールダウンやストレスなどから逃げて隠れる為にも必要となります。
ウェットシェルターなど水を溜めれるシェルターを使うことにより、湿度を保つことができ脱皮不全の対策にもなります。
オススメのアクセサリー・シェルター
温度・湿度計
快適に過ごせるように、自然の環境に近い温度や湿度を整える必要があります。
定期的なチェックが出来るよう温度計・湿度計を用意しましょう。
特に冬は温度と共に空気が乾燥しているので、湿度にも注意してください。
ケージ全体が暑くならないようにしてください。クールダウンが出来る様に温度の低い場所が出来る様にしてください。
オススメの温度・湿度
※目安となります
温度 | 日中 | 24~32℃ |
---|---|---|
夜間 | 18~24℃ | |
湿度 | 約60~70% ※冬は乾燥しやすい為にウェットシェルターなどを使用して保湿をする必要があります。 |
オススメの温度・湿度計
ヒーター・保温器具
飼育環境によりますが、パネルタイプのヒーターを使用します。
前面にヒーターを設置するのではなく、使用するケージの1/3~1/2の大きさのヒーターを用意して、温度の低い場所が出来る様にしてください。
飼育環境によって温度が上手く上がらない場合は、保温カバーや簡易温室などを使って温めると良いでしょう。
オススメの保温器具
オススメのヒーター
◆かかりやすい病気
注意する症状
- 目を閉じたままになっている
- しっぽが細くなっている
これ以外の症状で、少しでもおかしいと感じたら、爬虫類を診てくれる動物病院へ連れて行きましょう。
早目に連れて行くことで症状も早く回復します。
長く一緒に暮らせるように、毎日、変わった所はないかしっかりチェックしましょう。
脱皮不全
乾燥しやすい飼育環境下の場合、脱皮が上手く出来ず、脱皮不全になってしまうことがあります。
脱皮した皮が残っていると、そこから壊死する可能性があります。
特に指先と瞼が起こりやすいです。
脱皮の兆候が見えたら温浴をさせてあげると脱皮しやすくなります。
また、シェディング エイドなどの脱皮促進剤を使って脱皮を出来る様にしましょう。
オススメの脱皮促進剤
クル病
カルシウム不足により骨が変形してしまう病気です。
カルシウム不足だけではなく、ビタミンDの不足・リンとカルシウムのバランスが悪いなどの原因もあります。
カルシウムやビタミンDなどの投与で治療したりしますが、一度骨が変形した場合は元に戻る事が出来ない為、日頃から注意しましょう。
しっぽに注意
病気ではありませんが、危険やストレスを感じるとしっぽを切って逃げます。
切れたしっぽは成長途中の場合は再生はしますが、成長が止まった生体の場合は戻らない可能性があります。
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)のしっぽは栄養を蓄えておく機能も果たしているため、
しっぽを切ってしまわないように触る時などは注意してください。
もし、切れてしまった場合はエサをこまめに与えるようにしてください。
※個体や飼育環境などによって飼育方法が異なる場合があります。
こちらに書いている内容は一般的な飼い方になりますので、必ず購入したショップで詳しい飼育方法を聞いて確認してください。